コンクリートの伸縮量_どれくらい伸び縮みするの?
はじめに
世の中にある物質は基本的に温度によって伸び縮みします。
暑い日に金属製のものが伸びることは良く聞きますね。
コンクリートもご多分に漏れず伸び縮みします
伸縮量
伸縮量L
=部材長さl × 温度変化量ΔT×熱膨張係数α
※温度変化量…ΔT(℃)
※熱膨張係数…α(/℃)
例題
鉄筋コンクリートの橋桁を例に見て見ましょう
桁の長さ:10m
温度20℃から30℃に推移
温度20℃から30℃に推移
→温度変化量:△10℃
熱膨張係数:10×10^(-6) /℃
伸縮量L
=10m × 10℃ × 10×10^(-6) /℃
=10^(-3)m
=0.001m
=1mm
おまけ:メンテナンスの実力を習得したい方へ
- コンクリートの伸縮量を紹介しましたが、コンクリートのメンテナンスに関する知識はたくさんあります。
- コンクリート診断士試験の勉強は、試験だけでなく実践にも役立つ知識がたくさんあります。
- たとえ受験しなくとも、勉強するだけでも相当な力がつくと思います(ただ、せっかく勉強するのですし、受験もすることをおすすめします!)
- 下記の問題集は実践に役立つ知識を効率的に学べるので、メンテナンスの実力を習得したい人は是非勉強してみてください。
◯ポイント
- 択一式演習問題あり、択一式問題の解説が充実してる。
- 正解の選択肢だけでなく、それ以外の選択肢に対する解説もあるため、コンクリート変状に対する実践的な知識、思考を得られる。
- 記述式問題の解答例は、コンクリートの変状を診断する際に大切な考え方が学べる。具体的には「変状と構造物の観察→変状の原因推測と解明→対策の検討」が学べる。
コンクリート診断士試験の問題集で他に何があるか気になる方は、こちらも参考にしてください。