コールドジョイントとは?どんな変状?


名称

コールドジョイント

定義

設計段階で考慮する打継目と異なり、コンクリートを打ち重ねる時間の間隔を過ぎて打ち込んだ場合、前に打ち込んだコンクリートと一体化しない状態となり、打ち重ねた部分に不連続な面が生じること。
⇒この面のコンクリートは脆弱。ひび割れが発生することが多い。
⇒よって、構造物の耐力、耐久性、水密性を低下させる原因となる。

発生要因

前に打ち込んでコンクリートが硬化(凝結)したあとに、さらにコンクリートを打ち込むため

防止対策

運搬時間と打ち重ね時間に注意する。
→土木学会の場合


※運搬時間…練り混ぜから打ち込みまでの時間

〝打ち重ね時間=運搬時間+30分〟が覚えやすいです!

影響

壁状の構造物に生じた場合、壁を貫通している可能性が高い。
→漏水を生じる恐れあり

解説

断面の大部分に不具合、または連続して不具合が生じていると、部材を貫通している恐れがあり、漏水が生じる可能性が高い。

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