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試験勉強のやり方【コンクリート診断士試験】

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はじめに 普段仕事でコンクリートの維持管理に触れる機会こそあれ、コンクリートのメンテナンスに関する知識も少なく、コンクリート診断士の試験内容がどんなものかも分からなかった当時の私が、コンクリート診断士試験に向けて取り組んみ、成果を出すことができた試験勉強のやり方を紹介します。参考になれば嬉しいです。 ※ アフィリエイト広告を利用しています。 勉強方針 まずは、試験問題として頻出されるテーマや問題の傾向を把握すること そのうえで、頻出されるテーマや問題を重点的に取り組み、100点を目指すのでなく、合格ラインの突破を狙いに行く そのためにやったこと ①まずは過去問を見る!私の場合は5年分見ました。 ポイントは、解くのではなく一通り見ること。 見る目的は頻出テーマを抽出 するため。 なので、さらっと1〜2時間程度で見ましょう。この段階では、あまり時間をかける必要はありません。 例えば、「劣化のメカニズムが頻繁に出るなあ」「ひび割れの入り方の問題も結構多いなあ」とかですね! ②過去問の問題と解答を見比べながら、もう一度見る。 ポイントは、頻出テーマの中身を具体的に把握するため 問題と解答を合わせて見ることで、体系的に把握できます。 この段階でも2〜3時間程度で済ませましょう。あくまで体系的な把握ができれば良いので、知識の吸収、インプットはその次の段階からです! 例えば「劣化のメカニズムのうち、ASRや中性化のメカニズムに関する内容が多いなあ」「ひび割れのパターンから変状を当てる問題多いなあ」とか! ちなみに私は、複雑な計算が必要そうな問題は基本的に何問か捨てるスタンスです。笑 ③頻出テーマを、テーマ別に知識をまとめながらノートに書く。 この段階から先ほどよりは時間をかけていきます。 とはいえ、ここではノートを綺麗にまとめようとするのではなく、乱書き。 ページを見ながら、大事そうな内容をノートにどんどん書いていく。 また、わからない用語が出てきたらネットで検索。私は最初、「タンピング」がわかりませんでした。笑 わからない用語は、その都度検索しましょう。画像検索するとイメージ湧きやすいのでおすすめです! 今振り返ると、使用した過去問が、解説付きの過去問だったので、関連するキーワードを即座に知れたことが良かったなと思います。 ④過去3年分くらいを実際に解いてみる 現状でどれだけ解

コンクリート診断士試験の受験者数から見る試験攻略

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  コンクリート診断士試験の受験者数と合格率 年度 受験申込者 受験者 合格者 合格率(%) 2022 4,601 3,474 557 16.0% 2021 4,935 3,611 576 16.0% 2020 4,822 2,973 484 16.3% 2019 5,356 4,243 663 15.6% 2018 5,865 4,496 664 14.8% 2017 6,372 4,922 738 15.0% 2016 6,854 5,422 804 14.8% 2015 6,852 5,462 806 14.8% 2014 6,315 4,990 790 15.8% 2013 6,548 5,241 694 13.2% 平均 15.2% ※日本コンクリート工学会HP掲載情報より グラフ化すると、わずかながら合格率が上昇傾向にありますが、依然として難関資格であることは変わらないですね! 試験対策の方針 受験者数が3000〜5000人規模の記述問題の解答用紙を採点するとなると、複数の採点者を確保したとしても、とても大変な作業になると考えられます。 そう考えると、記述問題の解答で優先されるのは、日本語の正しい表記よりも、事前に定められたキーワードが入っているか否かが採点対象になると想像できます。 (もちろん、あまりにも突飛な作文はマイナスにはなると思いますが…) それを前提に試験勉強するとなると、各テーマの知識を全体的に網羅的に把握しておくことが重要になります。 ただし、すべてのテーマに対して、全体的かつ網羅的な把握は非常に時間がかかる取り組み方とも言えます。 よって、頻出される重点テーマから抑えていくことが効率的な試験対策となります。 個人的な推測に基づく話が含まれますが、理屈は通っているかと考えられます。 皆さんの勉強の参考になれば幸いです!

100点は狙わない勉強方法【合格のための試験対策ポイント】コンクリート診断士試験

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合格率15%の難関試験 コンクリート診断士試験の合格率は 約15%(2013年度〜2022年度の10年間) ※日本コンクリート工学会HPより 一般的に「難関」と呼ばれる試験です。 コンクリート診断士講習会を受講した方やテキストを読んだ方はご存知かと思いますが、非常にボリュームのある内容となります。 もちろん、全ての内容を理解することは大切だと思います。 しかし、時間をかけて、お金を払って受験するのですから、受験者としては試験をパスできる勉強をしたい!と考えるとも思います。 これから私の勉強方法を紹介させて頂きます。皆さんのお力になれば幸いです。 ※ アフィリエイト広告を利用しています。 どう勉強する?どうやって勉強した? 試験勉強のポイントは3つです! 試験問題の傾向を知る 特に重要な知識を覚える 模擬テストで練習する そのために必要なグッズは2つ。 試験問題集 コンクリート診断士講習会テキスト 2019年度からコンクリート診断士講習会はインターネット上での学習に。時代ですね(^ ^) それでは詳しく解説していきますね! 1.1なぜ試験問題の傾向を知る必要があるのか? コンクリート診断士試験に限らず、すべての試験に言えることですが、以下が理由です! 試験にパスすることが目的である よって、全問正解を狙いに行くのはコスパが悪い(この理論は別の機会に説明しますね) つまり、頻出テーマや傾向を重点的に取り組み、100点を目指すのでなく、合格ラインを狙いに行く! 1.2試験問題の傾向を把握するためには? ①まずは過去問を見る!私の場合は5年分見ました。 ポイントは、解くのではなく、一通り見渡すこと。 なぜなら、頻出テーマを抽出するためです。 例えば「劣化のメカニズムが頻繁に出るなあ」「ひび割れの話も結構多いなあ」といった感じで、頻出テーマを抽出します! ②過去問の問題と解答を見比べながら、もう一度見る! ポイントは、頻出テーマの中身を 具体的に把握 するため。 例えば「劣化のメカニズムのうち、ASRや中性化のテーマが多いなあ」「ひび割れについては、ひび割れパターンから変状原因を当てる問題が多いなあ」といった感じです。 ③試験勉強するテーマをメモする! ここまでで頻出テーマの把握ができました。把握した

記述式の傾向と対策【コンクリート診断士】

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どんな問題が出るの? (このページでは選択肢問題について簡単に紹介し、記述式問題について詳しくお話しします。) ※ アフィリエイト広告を利用しています。 コンクリート診断士試験の解答時間は 3 時間。 3 時間と聞くと長いと感じるかもしれませんが、問題のボリュームが多いので、あっという間です。 (むしろ短すぎると感じました ww ) 問題形式は2種類です。 選択肢( 4 択)問題 記述式問題 1. 選択肢( 4 択)問題 以下についての知識が必要となります。 様々な劣化の原因とメカニズム 調査・分析に用いる機器や器具 補修工法・補強工法 問題集を見ればわかるのですが、これらについて 試験によく出るテーマをある程度絞ることができます。 また、重点テーマ別のノートの内容を本ブログ随時アップしています。 サイトマップ からご覧ください。 さて、今回は記述式問題について詳しくお話しします! ※ 2019 年度から記述式問題は A が無しになりましたが、本記事では記述式 B で出題された「劣化の原因と対策」についてもポイントを書いておりますので、良かったら最後まで読んでください。 2. 記述式問題 A. コンクリート構造物の診断の意義、コンクリート診断士の役割や資質について 出題の背景は毎年異なりますが、本質は変わりません。 また、診断士の役割や資質についても毎年同じような内容です。 ※ 2019 年度から記述式問題は A が無しになりました。 問題が同じような内容ということは、必然的に解答も同じになります。 そのため、試験問題集の解答例を参考にして、事前に解答を作っておきましょう! この問題は、確実に点を取りに行ける問題です!必ず準備することをおすすめします! 記述のポイントは以下になります。 ①背景部 ○ これまで 現在までに膨大なコンクリート量が施工されてきた ○ これから 限られた資源の節約、環境負荷の低減、社会貢献度の大きさが求められる つまり、構造物の長寿命化が大切 ②診断士の役割や資質 ○ 役割 様々な知識と高い技術力で、構造物の機能を維持し、再生することが使命であり、社会的役割である ○ 知識と技術力 劣化の原因とメカニズムの把握 現在の劣化程度の判定 今後の劣化程度の予測 劣化に対して適切な補修・補強工法の選定 そのために … 定量的に判定、予測するための機