コンクリートの“表面気泡”はなぜできるのか?


コンクリートの変状の種類の一つである表面気泡について解説します!

名称

表面気泡


定義

せき板(型枠)に接するコンクリート表面に、コンクリート打ち込み時に巻き込んだ〝空気あるいはエントラップトエア〟が残って露出し、その状態でココンクリートが硬化したもの

※補足:エントラップトエアとは?
混和剤を用いていなくても、コンクリートの練り混ぜ中に、自然に混入する気泡のことです!


※補足:エントレインドエアとは?
似たような名前で、エントレインドエアというものもあります。
これは、混和剤であるAE剤やAE減水剤などにより、コンクリート中に生成された微細で独立し、均一に分散した気泡のことです!

なお、補足の補足ですが、AE剤はコンクリートのワーカビリティ向上のために使われる混和剤です。


発生要因

傾斜を有する型枠面においてブリーディング水や気泡が残ることが多いため


防止対策

  • 型枠に空気孔を設ける
  • 透水型枠や吸水型枠の使用

※補足:透水型枠とは?
ブリーディング水が排出され、コンクリート表面の組織が緻密になるメリットもある


勉強の参考になれば幸いです!

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