Ⅱ.温度ひび割れ_メカニズム_擁壁における詳細解説


温度ひび割れ(セメント水和熱による)

【原因】
・コンクリート部材の内外の温度差:大
・コンクリート部材温度が水和熱により上昇し、その後放射して、内部温度が低下
→外部拘束による場合
        温度収縮
         →下部の既設コンクリートが拘束
              →規則的にひび割れ発生

メカニズム(擁壁や橋脚の場合)

①既設コンクリートがある状態で、新たにコンクリートを打設した状況です。
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②新設したコンクリートが温度収縮しようとしする。
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③温度収縮しようとする新設コンクリートの下部が、既設コンクリートにより拘束される。
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④既設コンクリートの拘束により、新設コンクリート下部に引張りの応力が発生する。
 
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⑤コンクリートは引張応力に弱いので、新設コンクリートの下部から上部に向かって引張り応力が発生する。


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