劣化のメカニズム一覧 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 1月 16, 2022 主な劣化のメカニズム主な劣化のメカニズムを一覧にしてます!各メカニズムをクリックすると詳細ページに移ります。基本的な知識になるのでしっかり押さえておきましょう! ・中性化・塩害・アルカリシリカ反応・凍害・化学的浸食・炎害・摩耗、溶脱・疲労 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
記述式論文の解答例文【合格した時こう書きました】 - 1月 25, 2022 記述式論文の解答は何を書いたか? 私が試験に合格した時の記述式論文の解答内容を紹介します。 一言一句覚えてはいませんが、書いたときのポイントを箇条書きで記載しますね。 試験勉強や模範解答の参考になれば幸いです。 記述式問題 温暖な内陸部にあるPC単純プレテンションホロー桁橋に、写真1〜5に示す変状が認められた。 問1…桁コンクリートの変状の原因およびその原因を推定した理由を述べなさい 問2…問1を踏まえて、この橋りょうを今後50年間供用するために必要な調査項目と対策について述べなさい ◯諸元 型式:PC単純プレテンションホロー桁橋 橋長:18m 設計活荷重:T20(1等橋) プレキャストコンクリートの設計基準強度:500kgf/cm2 細骨材:山砂 粗骨材:川砂利 PC鋼材(主方向):1T12.4mm PC鋼材(横方向):1T21.8mm 完成年:1975年 解答内容 問1 内陸であること、及び粗骨材が川砂利を使用していることから、塩害の可能性は低い 温暖な地域であることから、凍害の可能性も低い 一方で、完成年1975年であり40年以上供用されていること。写真より、鉄筋方向に剥落が生じており、鋼材腐食も見られることを踏まえると、中性化が原因と考えられる ただし、剥落箇所の写真より、骨材の周りに白い析出物が見られるため、アルカリシリカ反応の可能性も捨てきれないため、確認が必要である アルカリシリカ反応の確認には、走査型電子顕微鏡などを用いてASRゲルの有無を確認する 問2 中性化の進行を把握するために、フェノールフタレインを用いた中性化試験を行う。 中性化予測式を用いて、中性化の程度を把握する 鋼材腐食は構造物の耐力に影響を与えるため、再アルカリ化工法または断面修復を行う 鉄筋かぶりが小さい場合は断面増厚を行う 鋼材の腐食が著しく、耐力の低下が見られる場合は補強工事を行う 桁下が歩道などの場合は第三者災害防止のために剥落防止対策も検討する必要がある 桁上面にひび割れが見られ、桁下面にもひび割れが見られる。よって、貫通している可能性も考えられ 、空気や水の侵入は鋼材腐食を促進させてしまうため、対策が必要である 桁上面は、アスファル... 記事を読む »
【厳選】独学におすすめの問題集・参考書はこれ!コンクリート診断士 - 6月 17, 2023 はじめに コンクリート診断士試験にあたり、重要なことは2つ! 試験の頻出テーマや傾向を過去問から把握すること 頻出テーマを重点的に取り組み、100点を目指すのでなく、合格ラインの突破を狙いに行く そのために必要なものは、コンクリート診断士試験の問題集(過去問集)です。 コンクリート診断士試験の書籍は受験者数が限られるためか、本屋では書籍の種類が少なく、オンラインでは中身が確認できないため、何を買ったら良いか悩みますよね。 一方で、いざ買おうと決めても、入荷待ちやメーカー取り寄せにもなりやすいです。 そのため、必要な勉強グッズは早めに決めて、準備しましょう! 今回、10冊程度あるコンクリート診断士の問題集のうち、比較して選んだ3冊のポイントを紹介します。 ※ リンクはアフィリエイト広告を利用していますが、各書籍の内容は率直に書かせていただきました。 この 1 冊で合格!コンクリート診断士 ◯ポイント 過去問と解答は、択一式問題が 2 年分、記述式問題が 22 年分(そのうち直近 4 年は解答時の留意点付き)がある。 各テーマごとの知識をまとめたノート (本書ではシノダレジュメと呼ばれるノート)が付属している。試験前などにも見返しやすい。 過去問とは別に、テーマごとに択一式演習問題あり、正解の選択肢に関する解説が記載されている。 ◯こんな人にオススメ コンクリート診断について、ある程度の知識はあるけど、まとめノートを作る時間がない人向け。 ⇒ Amazon ⇒ 楽天 コンクリート診断士試験完全攻略問題集 ◯ポイント 過去問と解答は、択一式問題が 5 年分、記述式問題が 4 年分ある。 過去問とは別に、テーマごとに択一式演習問題あり、択一式問題の解説が充実してる。 正解の選択肢だけでなく、それ以外の選択肢に対する解説もあるため、 問題を解くときの実践的な知識、思考を得られる。 なお、私はこちらを購入しました。 ◯こんな人にオススメ コンクリート診断について、ある程度の知識があり、さらに実践的な知識を身につけ、試験対策をしたい人向け。 ⇒ Amazon ⇒ 楽天 超図解でわかりやすい! コンクリート診断士試験対策標準テキスト ◯ポイント 過去 5 年分の過去問(択一式問題・記述式問題)の解答がある。 コンクリート診断士テキストの内容を抽... 記事を読む »
合格者の解答例!アルカリシリカ反応の記述式論文 - 3月 23, 2022 合格者の解答例!記述式論文の模範解答 コンクリート診断士試験に合格した際に、事前に準備していた解答例をポイントを抑えて解説します。 記述式論文の問題に出るテーマは何が出るかはわかりません。 どのようなテーマが出ても解答できるよう、主要なテーマの解答例は確実に準備しておきましょう! また、コンクリート診断士の過去問を解く際の参考にもした頂ければ幸いです。 ①変状からの推察 1980年代以前に建造。 躯体に亀甲状のひび割れが生じている。 鉄筋方向と並行して生じているひび割れが生じている。 1980年代以前はアルカリ反応骨材の規制がないこと。また、写真より、躯体に亀甲状のひび割れのほか、鉄筋方向と並行して生じているひび割れが生じていることから、アルカリシリカ反応によるコンクリートの膨張と推察する。 [補足・解説] 1980年代までアルカリ反応骨材の規制なし→1980年代以前はアルカリ反応骨材を使用した可能性あり アルカリ反応骨材は水分の供給により膨張するため、問題文の中に“漏水”の記載もあれば、漏水によりアルカリシリカゲルが膨張したと推察できる旨も記載する。 ②詳細な調査 調査としてコアの採取を行い、アルカリシリカ反応の特徴を有するか確認する。 反応生成物の確認のために、走査電子顕微鏡またはEPMA等を使用する。 膨張量の測定のために、促進膨張試験の実施する。 また、鋼材の健全性の確認のために、鋼材の腐食の程度を確認する。 [補足・解説] アルカリシリカ反応の特徴 アルカリシリカ反応による変状→水の供給や空気と触れている可能性ある→鋼材腐食の恐れある コアの断面の骨材周辺に反応リムやゲル、ひび割れが生じることが多い。 走査電子顕微鏡やEPMA等を使用して確認する。 [補足・解説] 骨材の判定 骨材にアルカリシリカ反応性試験法を行う。 アルカリ濃度の減少量と溶解シリカ量を測定し、アルカリ反応骨材か否かを判断する。 ③今後の劣化進行の予測 促進膨張試験により、残存膨張量を測定する。 ④対策 残存膨張量が多い場合、アルカリシリカ反応を防ぐために、水分供給の阻止が必要になる。そのため、ひび割れ補修を行う。 強度不足、耐力不足の場合、外側に鉄筋を配置し、増厚コンクリートの施工を行う。また、せん断補強を目的に、炭素繊維を... 記事を読む »